「こども・けんちく学校」は、毎年八幡浜で開催しています。第七回は、三日に渡って開催しました。八幡浜市の大島にベンチを制作し、寄付するプロジェクトです。
参加者は小学生6名でした。
【第一日 かんがえよう】
日時:平成30年1月13日(土)11:00〜17:00
場所:八幡浜みなっと〜大島
全員で大島の路地を歩いて観察して、どこにどんなベンチを置くのがよいのか、皆で発表しました。スケッチを描き、寸法の入った設計図まで作りました。島民の皆さんにいろいろな「物語のあるベンチ」の提案をしました。
【第二日 つくろう】
日時:平成30年3月11日(日)10:00〜16:00
場所:伊方町大成
使われなくなった「木船」や、浜辺に漂流してきた流木、発泡スチロールを利用してベンチを制作しました。そして大島に似合いそうな色を塗りました。1日かけて集中力が途切れることなく、協力し合って完成しました。
保護者の方たちもじっとしていられず、一緒に制作する場面が印象的でした。
【第三日 使ってもらおう】
日時:平成30年4月4日(水)11:00〜17:00
場所:八幡浜みなっと〜大島
伊方町で作ったベンチを大島に運んで、最終仕上げを施し、大島区長さんと、大島公民館長さんに贈呈しました。
大島には現在こどもたちがいない状況もあり、島の皆様には、こどもたちの活動や提案を快く受け入れていただきました。
こどもたちは、地域を観察する力、資源を見つける力、物語を考える力、ものを生み出す力、ものをデザインする力、ものを実際に作る力、デザインを説明する力など、多岐に渡った学びがあったと思います。
現在は、大島のフェリー乗り場の近くに置いていただいています。今後も、島民の皆様や、大島を訪れた皆様に使っていただければ幸いです。
JIA四国支部愛媛地域会 眞田井良子